妖怪切抜お婆

高校生の頃学園祭で張りぼてを作ったことがあった。木の枠に濡らした新聞紙を重ね貼りして色を塗るあれ。学校の職員室から古新聞をもらって来て、さあ貼ろうと広げてみたら、新聞が穴だらけ。先生の中に一人切り抜き魔の人がいて、記事をあちこち切り抜いていたのだ。穴あきの新聞紙は使えない。作業のはかどらないことはかどらないこと。職場の新聞切り抜きなよー。

そんなこともあったなあ、と思い出している現在のわたしは妖怪切抜きお婆である。うちが取っているのは読売と日経流通。。毎日継続して切っているのは長谷川櫂の四季(朝刊)と町田康の連載小説「告白」(夕刊)。それからアルバイト先で資料として使う水産関係の記事。他にもまあ目に付くものはいろいろと。そしてそれらとはまた別に、息子1号のNIE用の記事も探して切る。
新聞を切るのは楽しい。でも整理するにはそれなりに手間がかかる。油断すると(そしてわたしは常に油断している)机の上にミルフィーユが出来上がる。
by konohana-bunko | 2005-02-22 14:24 | 日乗 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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