pomeraで歌を書いてみたり
2009年 02月 09日
歌に限らず何事も、いっぺんにぱッとことが仕上がらない人間である。工程のどこかをスキップしてもよさそうなものだが、一連の作業にリズムみたいなものがあるといえばある。紙から画面に移すとき、横書きから縦書きへ移すとき、少なくとも、一旦は立ち止まって再読する。推敲するしないは別として、この「間」は必要だ。
出先で歌を思いついたら、携帯電話でメモを取る人も多いだろう。あれができたら便利だろうと思う。しかしわたしはあの「親指入力」というのが限りなく苦手だ。平仮名一文字を呼び出すあの面倒ときたら!字を探している間に何を考えていたのか忘れてしまう。
単なる慣れの問題なのだ。わたしはブラインドタッチでキーを叩くのは(さほど速くも正確でもないが)一向に苦にならない。
ずっと前から、小さい小さいワープロみたいなものがあったら欲しいなと思うことは何度もあった。歌はせいぜい一行だから、手書きでも何とでもなるが、ちょっと(こんなblogの記事程度の長さでも)文章を書こうと思ったら、もう手書きではどうにも「筆が進まない」。
かと言って、ノートパソコンは、わたしがやりたいことに対して、高くて重くて大袈裟すぎる。それに、パソコンはネットにつないだらおしまいだ。水は高いところへは流れてくれない。だらだらネットばっかり見て歌なんぞ書かないに決まっている。
そこでpomeraという話になってくる。一番心配だったキータッチが、きゅうくつながら、通勤電車の膝の上でも打てるクオリティだったのがうれしかった。打った字がちまちまと積み重なっていく様子、(これどっかで見たことあるなぁ)とよくよく考えたら、思い出した。ゲームボーイの初代機でやったテトリスに似ている。
http://www.kingjim.co.jp/pomera/
ただスーツの胸ポケットには無理やと思う。作業着やったらともかく。