声をかけられるはなし

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夕方、駅前を歩いていると、ティッシュ配りやビラ配りの人と出会う。消費者金融や美容院の宣伝が多いが、時に、乗馬クラブの宣伝もやっている。
乗馬クラブはここの駅から車で30分くらいの山の麓にあるのだ。
乗馬クラブの営業は、お兄さんがやっている。乗馬用のブーツを履いているからすぐわかる。その若いお兄さんが、いつどんな時でも、必ずと言っていいほどわたしに
「こんにちはー!馬に乗ってみませんかー?」
とチラシを手に近づいてくるのだ。
消費者金融の人や美容院の人は、避けて歩いていたらわざわざ寄っては来ない。しかしこの乗馬クラブ青年だけはどしどし攻めてくるのだ。笑顔とチラシと声掛けで。
これはどういうことか。
いかにも動物好きそうに見えるからか。
それとも、わたしは秣くさいのか。あるいはよっぽど、馬にでも乗って運動した方がよろしそうな体型なのか。
何だかようわからんが、とにかくわたしは乗馬クラブのターゲットど真ん中であるらしい。そうわかってくると、なおかなわない。(来るで来るで)と思っていたら、いや思うよりも早く確実に彼はやって来るのだ。
チラシをもらったらわたしの「負け」のような気がする。
Commented by つぼ at 2009-02-22 19:00 x
一度だけ、ほんまにやってみたらどないだす?
内モンゴルへ行く前に、息子と練習のため、一日特別割引券をもって行きました。ちっとも楽ちんなものじゃありませんが、楽しいです。
男として、鞍とぶつかるものがあって、これをどう解決したらいいか、わかりませんでした。
割引券はもちろん餌あるいはトラップですが、入会はもちろんしませんでした。
Commented by konohana-bunko at 2009-02-24 21:59
馬、いいでしょうね。あっ。そういえば馬に噛まれたことがあります。指先をね、ごりっと。爪が紫色になりました。
by konohana-bunko | 2009-02-19 22:13 | 日乗 | Comments(2)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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