坂の上の雲(途上)

3月に入ってから司馬遼太郎の『坂の上の雲』を読み始める。え?今頃?いや本当に今頃で申し訳ない。しかし今頃でも何時頃でも司馬遼太郎はいい。(うちの母や古い友達のYちゃんは「司馬遼太郎はあんまり好きやない」と言う。理由は「うっとりしないから」。そう言われてみればそうかもしれない。あんまり色気ないしね。)
わたしは司馬遼太郎が好漢(この本で言えば秋山好古)について筆を尽くしているのを読むのが好きだ。こちらまでこころがほこほこしてくる。また時に、大真面目に描かれた馬鹿馬鹿しい場面に噴き出すこともある。例えば秋山の淳さんが帰省して池で泳ぐところとか、薩摩に潜伏中の坂本竜馬が碁を打っているところを見物される話とか、土方歳三の俳句を沖田総司がからかうところとか。(『坂の上の雲』『翔ぶが如く』『燃えよ剣』参照。)
『坂の上の雲』、1・2巻は古本で買ったのだがその後いい出会いがなかったので新刊を買い足している。新刊は新装版ということで表紙が風間完の絵。風間完も好きだから、これはこれでよかったかも。
それにしても最近の文庫の活字っていやに丸っこくて子供っぽく見えへんか?と思いつつ、実は大き目のフォントが目にありがたい不惑間近のこのはな文庫でありました。
by konohana-bunko | 2005-03-21 21:28 | 日乗 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
プロフィールを見る
画像一覧