『厄除け詩集』  井伏鱒二

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講談社文芸文庫。天理のフジケイ堂にて購入。おなかの芯があったかくなるような詩。詩を読んだら、井伏鱒二が好きになった。鱒爺と呼びたくなった。あれもこれもいっぱい引用したいところだが、季節が合わないのでしばらく楽しみにとって置くことにする。
「訳詞」の章より、以下引用。

秋夜寄丘二十二員外   韋応物

懐君属秋夜
散歩詠涼天
山空松子落
幽人応未眠

ケンチコヒシヤヨサムノバンニ
アチラコチラデブンガクカタル
サビシイ庭ニマツカサオチテ
トテモオマヘハ寝ニクウゴザロ

(「詠」は口偏に永)

別盧秦卿   司空曙

知有前期在
難分此夜中
無将故人酒
不及石尤風

ソレハサウダトオモウテヰルガ
コンナニ夜フケテカヘルノカ
サケノテマヘモアルダロガ
カゼガアレタトオモヘバスムゾ

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ヒロシマ、ナガサキ、高校野球、燈花会、お盆。暑さはしつこく残るけれど、夏は暦を追いかけて、駆け足で過ぎてゆく。
by konohana-bunko | 2010-08-10 09:24 | 読書雑感 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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