読書の記録 葉月
2010年 08月 31日
朝顔の花と一緒に見上げる、八月尽の青空。
『伊藤静雄詩集』 桑原武夫・富士正晴編 新潮文庫
『巣立つ日まで』 菅生浩 ポプラ社
「BRUTUS」2010.9.1 東京の東へ。
『おうちでつくる、ほっこり雑貨。』 まめこ 宝島社
『すみやきぐま』(絵本) 今江祥智文 井上洋介絵 Benesse
「BRUTUS」2010.9.15 買えるブルータス
『短歌が人を騙すとき』 山田消児 彩流社
『人非人伝』 金子光晴 桜井滋人構成 ペップ出版
「目の眼」2004.10 特集○笑うこま犬
『逆髪』、何かヘンな話!でも最後まで面白かった。小説読んだな~という気がした。
『人非人伝』は金子光晴の自伝(語り)をまとめたもの。読みやすかった。それにしても、すごい人生……。
「目の眼」は表紙買い。こんな陶俑みたいなの好き。鎌倉時代の灰釉の狛犬は真面目な顔したジャイアンみたい。
山田消児さんの短歌の評論集は読みごたえがあった。こんだけ書くの大変やったやろうなあ!ほとほと感心するやら、頭が下がるやら……。平井弘、佐藤佐太郎、山崎方代はわたしも好きだし、興味のある歌人。でも「好きだから、楽しみのために読む」と「評論を書く」の間は月と地球くらい離れている。
自分が歌を読む時のスタンスなんて、普段は意識していない。山田さんの本を読んで、その意識していないところを、ちょっと立ち止まって考えてみたくなった。