文章のワークショップ かばん関西歌会

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18日(土)玉造のカフェbeyerにて、永井宏さんの文章のワークショップ。席題は「カフェで発見した何かについて掘り下げて書く」。beyerさんで買った毛糸玉の絵の絵はがきに取り付いて書いた。「カフェというところは往々にして敷居が高く云々」と劣等感丸出しの文章。でも正直に書くとこうなってしまう。自分には、まだ自分でもうまく説明できない片意地なところがあって、新しいモノ、新しい場所、新しく出会った人の前で素直になれない癖がある。
前に永井さんが「コンプレックスって誰にでもある。コンプレックスって面白がるしかないんだよ」と話しておられたことがあって、それがちょっと自分の中では救いというか、希望の光みたいになっている。今はまだ、ことばに出して言えるか言えないかのところであっぷあっぷしているけれど、何とか書いて、出して、面白がるところまでいってみたい。それで、いつか、読む人も面白がってくれるところまで進んでいけたら。
beyerは前からあこがれていた場所だったので、今回訪ねることができてうれしかった。あこがれを裏切らない、いい空間。悔しいくらいいい本がいっぱいありました。アサイーのスムージー、濃厚で美味しかったです。



23日(木・祝)なんばOCATにて、かばん関西&レ・パピエ・シアン合同歌話会。数年前に途切れた合同歌会の復活企画。出席者10名で、詠草10首の互選、意見交換。時間が余ってしまうというめずらしい展開になったが、10人の歌会というのはみんながまんべんなく発言でき、適度な親密感もあっていいものだった。
よかった点は、初対面の方もまじえながら、怖じず、脱線せず、歌と真向かって堂々と意見を出し合える場になったこと。大辻隆弘さんの松阪弁がとてもあたたかかったこと。
反省点は、詠草の取りこぼしがないよう再確認すること。折角の合同歌会なのだから、何かいま一段、吟行なり即吟なりの仕掛けを用意した方がいいということ。
お忙しい中ご参加下さいましたみなさま、感謝いたします。ありがとうございました!
by konohana-bunko | 2010-09-29 10:01 | 日乗

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり