普段よりいっそう

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11日(金)、自宅であれこれ作業。午後、掃除機をかけている時、何だか身体がふらふらし、気持ちが悪くなる。物を拾ったり除けたり、立ったり屈んだりを繰り返していたため、立ちくらみになったのかと思う。すると奥の部屋から息子1号がどすどすと足音を立てて出て来て
「母ちゃん地震やデ」
と言う。見れば確かに金魚の水槽の水が波打っている。
テレビを点けてはじめて、何が起こっているのかが判明した。
自分の一生の中で、あんなおそろしい津波を生中継で見せられることになろうとは想像もしなかった。(あかん、あかん、こんなんはハリウッド映画のCGだけでええねんて、ほんまにやったらあかんて!)

夕方、品川のYちゃんから電話をもらう。食器がいくつか割れたがみな無事とのこと。「ちょうどブックオフにおってナ、ここでマンガに埋まって倒れてたらみんなにネタにされるかとフフフ……」と冗談まじり。大丈夫Yちゃん、ああたは運が強いからそう簡単には埋まりませんて。

しかし、東京もかなり揺れた、電車も止まっていると聞くと、永田先生のことが気に掛かって落ち着かない。(先生とこにはきっとあちこちから連絡があるだろうから、うちが電話したらご迷惑やし)と逡巡するも、気にしてるくらいやったら思い切って掛けたらええやん、と思い直す。最初の2回はNTTの自動音声でつながらなかった。夜8時半頃、つながった。ご無事だった。すごく揺れたよぉ~、と、いつに変わらぬ落ち着いたお声を聞いて、ほっとする。何のことはない、自分が安心したくて電話しているようなものである。

天の災いに遭うことなく無事に生かされている身にできることは、今日という一日を、普段よりいっそうの笑顔でいること、普段よりいっそう仕事に励むこと、普段よりいっそう書く努力をすること。
精一杯生きること。そう思う。

ただただ、被災地のみなさまのご無事をお祈りするばかりです。
by konohana-bunko | 2011-03-12 14:49 | 日乗 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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