読書の記録 皐月

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「皐月」という文字、キーを叩けば簡単に出てくるが、日常、手で書くことはまずない。何も見ないで書けないかもしれない。手で書かないでいると、読めても書けない字がどんどん増えてゆく。

「皐月」という文字で思い出すのは、競馬。昔、家族にひとり競馬の愛好家がいて、非常に熱心に取り組んでいたものだった。毎週末、新聞を広げてテレビを食い入るように見る。何ごとか、熱心にメモを取り、黒電話で何処かに電話を掛ける。ときに、舌打ちをしたりため息をついたりする。こどもごころに、集中するというはこういうこなのかと思って見ていた。親の背中を見て子は育つのである。

閑話休題。

『流』 安東次男句集 ふらんす堂(文庫)
『茂吉の方法』 玉城徹 清水弘文堂
『中勘助詩集』 谷川俊太郎編 岩波文庫
『花の詩集』 串田孫一・田中清光編 筑摩書房
『犬の足あと 猫のひげ』 武田花 中公文庫
「書標 かきしるべ」2011年4月号 ジュンク堂
『「首の後ろを押す」と病気が治る』 松久正 マキノ出版
『良寛』 吉本隆明 春秋社
『現代歌人文庫22 浜田康敬歌集』 国文社
『「運命」を跳ね返すことば』 坂本博之 講談社+α新書
『残花亭日暦』 田辺聖子 角川文庫
『家族・カップル・友だち・みんなで健康になる!足圧整体 しあわせになる足法』 丁泰丹 じゃこめてぃ出版
『芭蕉の恋句』 東明雅 岩波新書
『黒と白の猫』 小沼丹 未知谷
『珍品堂主人』 井伏鱒二 中公文庫

『残花亭日暦』、「わしはあんたの味方やでぇ」がこころに沁みた。他に書いたあったこと全部忘れてもこれだけは覚えとこ。ここ一番のときに誰かにそう言えるように。

「書標」は、ご来店のお客様が、わたしの分を余分にもらって来て下さったもの。「島田さんが『昔日の客』のことを書いた記事がよかったので……」と仰って。そのお気持ちがうれしかったです。ありがとうございます。

写真、おふさ観音さんにて。
by konohana-bunko | 2011-05-28 14:44 | 読書雑感 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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