路地

小家勝ちの路地に、立ち止まりたくなる光景がある。申し訳程度の門を構えた、古くて小さな家。その玄関先に並ぶ、一抱えほどのやきものの鉢に育てられているのは、鳴子百合、擬宝珠、風知草。斑入りの草ばかり選ぶ、この家の人のこころをゆかしいと思う。どれもみな、朝の水をたっぷりもらっている。
by konohana-bunko | 2011-06-25 08:23 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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