輝く影

短夜という季語があるけれど、夏は朝も短い。涼しさが消えてしまわないうちに、陽の照りつける道を自転車でゆく。路面には、家の影、木の影、電信柱の影、そして今過ぎったのは蜻蛉の影。きら、きら、と、翅で光を散らしながら、路地の端まで行き、また戻って来る。光を放つ影絵を見た、たまゆらの朝。
by konohana-bunko | 2011-07-14 11:00 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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