犬の散歩

祖母と犬の散歩へ。随分歩いた先で、祖母は知り合いと話し込んでしまい、わたしに「先に帰りんさい」と言う。「道がわからへん」とべそをかくと「チェリーに連れて帰ってもらいんさい」と犬を指す。すたすた歩き出した犬の後を追う、心細さ。しかし案外あっけなく、祖母の家に戻れた。五歳の夏の記憶。
by konohana-bunko | 2011-07-16 13:57 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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