図工室の表札

図工室の入口には川端先生自作の表札が掛かっていた。蒲鉾板ほどの銅板の表札。〈かわばた〉の平仮名四文字の部分をつるつるのまま残し、余白部分を釘か何かで丹念に叩いて魚卵のような地模様を付け、そこへ群青の色を流し込んだもの。あれは何で色を付けていたのだろう。銅の艶に濃い青が美しかった。
by konohana-bunko | 2011-09-02 20:08 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
プロフィールを見る
画像一覧