木の笛

窓を開けると、笛の音がする。どこかでこどもがリコーダーの練習をしているのだ。曲は「かっこう」。出だしの「かっこう、かっこう」はうまいが、次の「しずかに」のところで音が裏返る。息の圧が強すぎだ。風の向こうで笛を吹くこどもに(木の笛は、あたたかい息で吹くんだよ)と、テレパシーを送る。
by konohana-bunko | 2011-09-03 20:29 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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