吟行余話

吟行余話。お屋敷の並ぶ町の一角を歩いていると、頭上で山鳩の声が。「うちの娘、あの声は自分にだけ聞こえるんやと思い込んどったらしい」とOさん。「ええっ、それはいつ頃まで……」「つい最近までみたいよ」Oさんのお嬢さんに、今までずっとどんな気持ちであの声を聞いていたのか、尋ねてみたい。
by konohana-bunko | 2011-09-20 10:47 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
プロフィールを見る
画像一覧