バスバブル

風呂の蓋を開けると、湯船が一面の泡で被われている。先に風呂に入った夫がバスバブルを入れたのだ。さっき「早よお風呂入り」と言っていたのはこのことだったのか。泡に浸かり、顎まで埋まってみる。あたたかい。小さな泡がちびちびとこわれてゆく音を聞く。今日という一日が、弾けて消えてゆく音を。
by konohana-bunko | 2011-11-11 12:49 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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