読書メモ 『水牛の余波』 小池正博句集

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『水牛の余波』  小池正博句集  邑書林

水牛の余波かきわけて逢いにゆく

写真師は写真の木戸を開けていく

満身に罵言を浴びて嬉しそう

プラハまで行った靴なら親友だ

旅人がふと半島を折りたたむ

巻物の左端まで百夜通い

余呉の湖源平藤橘知りもせず

梅が咲く楕円世界の真ん中で

光背になって千年待つつもり

乱取りの最中なのに見つめあう

天空に羊を投げる羊飼い



水牛いいなあ。表紙の写真も好き。でも水牛ってまだ、すぐそばで見たことがない。竹富島に行けば見られる?



げんこつ村で原風景を盗まれる

「げんこつ」の「こ」が「ぱ」だったら……などと余計なことを考えてしまう。



俳句と川柳のどこがどう違うのか。季語のありなし、機知やうがち、そういうことだけではなくて。

狂歌って今でもそれ専門で書く人がいるのだろうか。わたしが知らないだけかもしれない。新聞や雑誌に狂歌の投稿欄がないから気が付かないだけかも。
Commented by つぼ at 2011-12-15 07:56 x
*旅人がふと半島を折りたたむ*天空に羊を投げる羊飼い。
小池正博!なかなかやってくれますね。
水牛は竹富島で牛車に乗りました。牛というのは心の波風がなさそうに見えますね。時間がゆっくり流れていそう。
Commented by konohana-bunko at 2011-12-16 19:15
そういえば、タイの中学校の運動場にいました。牛。写真を撮りたくて近づいたら逃げてしまいました。こどもたちがサッカーとセパタクローをして遊んでいました。
竹富島もいいところでしょうね。
by konohana-bunko | 2011-12-11 00:09 | 読書雑感 | Comments(2)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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