朝影

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雲が切れ、朝日が差してきた。冬の朝かげは暖かい色をしているのに、冷たい。この光の下ではあらゆるものがうつくしく見える。蒼暗い葛城山を背にした欅の黄葉。鈴なりの柿。柘榴の実の表面の凹凸。畑に根付いて、早くも伸び始めた豌豆の苗。踏切を通過する電車の車輪の影、内科の診療時間の看板さえ。
by konohana-bunko | 2011-12-05 20:54 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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