冬の池

池の傍で赤々と色づいていた南京櫨は、昨日の雨風で葉を全て落とし、餅花のような実を残すだけになった。山鳩の番が飛んで来て、枝に止まり、太った体を枝先へずらし、ずらし、実を啄み始める。冬の池はがらんとして、明るい。午後の斜光が差すと、池の水面に木の影が映った。枝の間を動く、鳩の影も。
by konohana-bunko | 2011-12-10 21:02 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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