臘梅

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臘梅の葉は心配性なのだ。冬の寒さの底に咲く黄色い花が気掛かりで、なかなか枝を離れられないでいるのだ。すっかり黄ばみ、セルロイドのように半透明になった葉は、懸命に蕾を覆い隠そうとしている。鵯に食い散らされたりしないように。そして北風にあおられ、一枚、また一枚、吹き飛ばされてゆく。
by konohana-bunko | 2012-01-11 19:22 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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