わけわからんけどすごい歌

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歌の自註を求められ、モチーフとなった状況を説明したら、がっかりされた。すまじきものは自作註。それを承知で答えたのだから、反応は何でもかまわない。しかし、人は自註に何を期待しているのだろうと考える。歌の背後の状況や動機の方が面白かったとしたら、それは歌として「未だし」ではないのか。
歌は読者に伝わるように書く。伝える中身は歌の中の状況であって、作者の身の上話では断じてない。状況が掴めようが掴めまいが、理屈が通ろうが通ろうまいが、読者が説明を求める気を失うような歌を目指す。「わけわからんけどすごい歌」にうちのめされたところから、自分は歌を書きはじめたのだから。
Commented by やねうらねこ at 2012-02-11 19:25 x
>「わけわからんけどすごい歌」にうちのめされたところから、自分は歌を書きはじめたのだから。

そのお話し…機会があればお聞きしたいですね。
Commented by konohana-bunko at 2012-02-12 15:25
そうですね、機会があれば……聞いていただいて面白いかどうかはわかりませんが。(^^;)
by konohana-bunko | 2012-02-07 09:53 | 空中底辺 | Comments(2)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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