夜道を歩いていたら、霰が降ってきた。小米のような白い粒が、無数のマレットのように帽子を叩き服を叩く。でも、濡れない。ぽんぽん弾んで転がりながら、みるみるうちに地面に白く溜まる、と思ったら、もう止んだ。手品のような天象を見ていたのは、わたしと、店の外を眺めていたコンビニの店員だけ。
by konohana-bunko | 2012-01-24 10:01 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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