湿り空

午前五時、窓を開ける。外気は水のように重い。蠟梅の葉に昨夜の雨が残り、緑を帯びて透けている。空は、晴れとも曇りともつかぬ、曖昧な色。この空、ウェザーリポートで何と表現したら伝わるだろう?〈奈良県の天気 西の風 晴れ 朝のうち 湿り〉そう、湿り空。日が高くなるまでの、束の間の空だ。
by konohana-bunko | 2012-04-27 19:07 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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