アジュガ

アジュガという名は、タキイ種苗のカタログで覚えた。キランソウという和名は長く知らなかった。春半ば、地の面近くに青紫の塔を築く、地獄の釜の蓋。古家の庭や墓地の日溜まりに群れ咲くのを見ていると、花蔭に小さな王国があるような気がしてくる。葉陰の廻廊を、六本脚の僧侶達が忙しく巡っている。
by konohana-bunko | 2012-04-24 19:12 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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