裸足で

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雨が止み、風が吹き、花が散る。花水木は紙屑のように、売子の花は星屑のように。薔薇の花は何とも喩えがたい。あくまで薔薇のまま散って、地面を彩っている。どの花片にも陰翳があって侮れない。大きな斑猫がやって来て、花片を踏んで通り過ぎた。あ、うらやまし。わたしも踏みしめてみたい。裸足で。
by konohana-bunko | 2012-05-16 14:54 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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