夜になるとこころが蛾になる。眠るまでの間、蛾は自由に飛び回る。今日一日に見た何かしらよきものが放つ、淡い光の周囲を巡るのだ。好きなだけ飛ぶに任せておくと、たまにくたびれて、落ちて来ることがある。それを拾ったら、小さく解して、歌にする。気が済むまで飛んだ蛾は、ぼろぼろで、きれいだ。
by konohana-bunko | 2012-09-18 16:27 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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