生まれ変わりの話を聞いた。魂は、鉱物から植物、動物へと、気の遠くなる程の生を経て、人に転生する直前、雲になるのだという。本当かどうかは、わからない。でも何か、それいいな、と思った。今空にある雲の一塊が、次は何処に生まれ落ちるのだろうかと、この地表を眺めながら浮かんでい るとしたら。
そして雲はいろんな形になって人を喜ばせようとしているのだという。ほんまに?でも「象さんみたいな雲」と喜ぶ子供がいる。鰯雲に秋を感じる大人もいる。強ち荒唐無稽な話ではないのかも。雲すらが人を喜ばせようとしている世界を空想してみる。わたしはそんな世界で生きていけるのならうれしいと思う。
by konohana-bunko | 2012-09-06 16:40 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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