鶏頭

昨夜の雨でまだ地面が濡れている。自転車を漕いで水の増えた川を渡り、田圃道に出る。数日見ない間に、稲穂がたわみ始めている。雑草に埋まりながら鶏頭の花が咲いている。誰かが掴んで投げつけたような、酷たらしいような朱赤。曇っているから涼しい筈なのに、皮膚がべたついて、けだるい。
by konohana-bunko | 2012-09-04 16:43 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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