虫のゐどころ

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9年前、庭にバラの木を植えた。アンジェラという品種のつるバラである。大して手入れもしないのだが、頑健な苗だったのか環境が合ったのか、随分育ってジャングルのようになり、5月になると気前よく花をつける。現在、枝が伸びすぎてわが家の庭はいばらの道である。

薬を使わないので――別に無農薬に拘っているわけではない。大して効きもせぬ薬にお金をかけるのがもったいないのだ――いろいろな虫が発生する。花芽が出るとアブラムシが出る。揚げ物にまぶしたパン粉のようである。すると次には黒い虫が現れ、アブラムシを食べ始める。テントウムシの幼虫である。(写真はナミテントウの幼虫。)
花が終わる頃には緑色の尺取虫が大量に発生する。(何の幼虫かはまだ調べていない。)これは放っておくと木を丸坊主にしてしまうので手で取らざるを得ないのだが、よく見ると時々アシナガバチが来て運び去っている。芋虫団子を作ってこどもに食べさせているのかもしれない。
草取りついでに根元を掘ると、カブトムシの幼虫に似た白い芋虫が出てくる。コガネムシの幼虫である。これは指でつまんでライギョの水槽に落としてやる。ライギョのハチが一口で飲み込む。

一体、花が好きなんだか虫が好きなんだか。
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by konohana-bunko | 2005-05-13 16:39 | 日乗 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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