神話

日々遠くなるのは、父母私の三人が家族であった二十四年間の記憶だ。それらは神代の出来事のように古くさく、神話の一挿話のように人間くさくて可笑しい。若き日の父母は「サウンド・オブ・ミュージック」上映館の柱を巡り、結婚後毎月の給料日には皮を逆剥きにした血みどろの馬を投げ合ったのだった。
by konohana-bunko | 2012-10-29 09:04 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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