冬の路地

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雨がやみ、カイヅカイブキの路地に朝日が差す。古家の錆びた門扉、石塀、玄関先の鉢植え、不似合いなほど派手なクリスマスの電飾、くさぐさに宿った雨滴が光っている。角の二階家の物干しには、干柿。素人くさい、隙間だらけの干柿は、食物じゃないみたいに見えた。木彫りのハートの飾りっぽく見えた。
by konohana-bunko | 2012-12-15 11:09 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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