小夜更

小さな鍋に水と牛乳、紅茶の葉を入れて沸かす。鍋の縁から細かい泡が生まれ、増え、鍋の中央に雪崩つつ噴き上がる。チャイをカップに注ぎ、ああやっとひとりになれた、と思う。ひとりでも満ち足りていられるひとりになれた。私は『100万回生きた猫』に出て来る、あの白い猫のように老いてゆきたい。
by konohana-bunko | 2013-02-08 11:20 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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