bird of paradise

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16世紀、初めてフウチョウ科の鳥の標本を見たヨーロッパの人は、交易用にその脚が切り落とされていたとも知らず、この鳥は一生枝に止まらず、風に乗って飛び続ける天国の鳥だと考え、bird of paradise と名づけた――。この話を読む度、無知から生じた誤解をこれ程美しく粉飾してしまう人の頭の働きについて考え込んでしまう。(目の前のものをよく見よ!)と言ってしまうのは容易いが、ちょっときれいなものを見せられたら、いとも簡単に荒唐無稽な伝説を信じてしまいかねない部分が、21世紀に生きる自分の中にもありそうで、危ういと思う。この危うさからは目を反らしたくない。

写真、なんばパークスにて。
by konohana-bunko | 2013-06-10 20:19 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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