雨の夏至

雨の夏至、十九時。一年で一番長い日もさすがに暮れてしまった。窓を開けると濡れた庭が冷たく匂う。蛙の声がきれぎれに聞こえてくる。厚い雲の上、今どの辺りを、大きな月は渡っているのだろうか。
ところで雲の裏側ってどちら側だろう。地表に面している側なのか。それとも天に面している側なのか。
by konohana-bunko | 2013-06-21 20:22 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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