外出二件

12日(日)は塚本邦雄先生のお通夜。歌友Kさんと待ち合わせて、近鉄荒本駅からタクシーで会場へ。以前東大阪市に住んでいたことがある。地下の駅から地上へ出てみたら、当時平屋建ての府営住宅があったところにカルフールが出来ていて驚く。
会場に到着し、受付を済ませて、邪魔にならないよう隅っこの方に座る。遺影(遺影だからといってかしこまっていない、才気煥発といった表情の、なかなか洒落た写真だ)を見ても、塚本邦雄(敬意を籠めて敬称略)が世を去ったという実感がわかない。大勢の方に紛れてお焼香をして、帰った。祭壇の両脇を飾っていた百合や芍薬の薄紅が、美しかった。
19日(日)も大阪へ。まず上本町の天地書房に寄る。ここは昔からずっと「ちゃんとした古本屋さん」だったが、半年振りくらいに中へ入るとその「ちゃんとした度」がますますupしていることに驚く。函に入った本の多いこと多いこと。値段がどうこうというより、学術的専門的な品揃えに圧倒されて、手にとってぱらぱらする気力も出ない。(単に日頃、安直な読み物ばかり読んで頭を鍛えていないからだけかもしれないが…。)手書きの値札(やわらかい楷書の、とても感じのいい文字だ)ばかり眺めて、たじたじと退散。
その後夫と心斎橋へベトナム料理を食べに行く。南船場の「An Ngon」というお店。初めて生春巻というものを食べる。少しだけだが、香菜も食べることができた。海老の煮込み、焼き茄子のそぼろあんかけ、うどん(半透明の麺。米粉でできているのか?)、デザートにマンゴープリン。食後、なんば駅まで歩く。えらい人ごみ。戎橋が架け替えの工事をしているのを見て驚く。「えっ。知らんかったん?前、いつ来たんや」と夫に驚かれる。わたしってひょっとして、遅れてる…?
by konohana-bunko | 2005-06-20 17:02 | 日乗 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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