うたのおぼえがき

「うた新聞」2013年11月号 佐藤通雅 「水」15首より抄出

いよいよに激する雨に表裏ありその表何度も白く耀ふ

カレンダー一枚一気に剝ぎ捨ててまつさらな月をまなかひにする

スカートをはらりとあげてなにせむと見るに幼女は尿をはじむ

萬葉堂の匂ひのなかにエプロンの人ゐて本の汚れを削る

値崩れといふどころでない全集が締上げられて床に横ざま

いいところ突くでないかと読みたるはわが忘れゐし若き日の文

水はいい ますぐに落ちて光となり影すら生んで遠くへ流る

Commented by chaiyachaiya at 2014-01-21 11:49
あとりさあああああ〜んっ。(・Д・)ノ
いただいた歌のなかの、“ひえた” に、逆に、寒い北の国の空の下、温められてしまっています‼︎
また夫と二人、“ひえた” をこういう風に使えるなんて、と、揃って、あとりさんの歌の力に、幾度目もの、倒され中な、雪の日々です。
『ズボっ』(雪の中、倒された時の音の再現です。)W(`0`)W
Commented by konohana-bunko at 2014-01-25 21:27
chaiyachaiyaさま おいらも雪に人型をつけに行きたいなあ!
by konohana-bunko | 2014-01-12 19:30 | 読書雑感 | Comments(2)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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