1956年

物置の整理をしていたら、カメラが出てきた。ぼろぼろだけれど上等そうな革ケースに入っている。「捨てるもの」の山に一旦入れたが、念のため確かめようとケースを開けた。革ケースの蓋が、今にも千切れそう。中から立派なカメラが出てきた。わたしには見覚えがない。
「お祖父さんのや」と夫。
Minolta A-2。型番から調べるに、1956年生まれのカメラらしい。
後日、試しに、フイルムを入れて撮ってもらったら、とてもきちんとした写真が出来上がって来た。カメラは、生きていた。わたしたちも驚いたが、カメラ自身が一番びっくりしたのではないか。久し振りに、文字通り、日の目を見て。

いい顔してるでしょう。
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Commented by ミタニ at 2005-08-16 17:33 x
感激!懐かしいカメラ!私もカメラに長い間はまり込んで青年時代を過ごしました。このミノルタはよく知っています。こんな懐かしいものを見て、マタマタ喜びを思い出しました。私の物いれにも、カメラが多くあります。私が死んだら単なるゴミになると思うと寂しく、悲しくさえなります。
Commented by konohana-bunko at 2005-08-17 21:29
ミタニさま、こんばんは。
古いことにも驚きましたが、今でもちゃんと使えることにもっと驚きました。
by konohana-bunko | 2005-08-12 11:13 | 日乗 | Comments(2)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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