沈没船

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20日(土)は大阪へ。難波の大阪市生涯学習センターへ歌会の会場を予約しに行く。その後地下鉄を乗り換えて谷町4丁目へ出る。目当ては大阪歴史博物館、「特別展 東アジア中世海道」である。歴史にはとんと疎いのだが、昔の沈没船から引き揚げられた陶磁が多く展示されていると聞いて、これはぜひ見ねばと楽しみにしていたのだ。(写真上・博物館外観)
中国や朝鮮から運ばれてきた陶磁陶片が数多く展示されている。青磁のものが多い。壺、皿、茶碗、その他、その他。それらの中で印象に残ったのは、13世紀の珠洲焼の大きな壺。フジツボがたくさん付着してはいるものの、完全な形で引き揚げられている。地味だけれども、実用的な輸出品だったのだろう。陶磁以外には、倭寇を描いた絵巻物。宋時代の書物。(わたしは宋朝体が好きだ。あの文字を見ると昔買った旺文社文庫の『雨月物語』を思い出す。)穴に紐を通し、大甕に詰められた銭。最後のコーナーには、東アジア地域でみられるさまざまな「獅子」の展示があり、中国の獅子舞(前後に2人入って踊るもの)の獅子や沖縄のシーサーもあり、予想していたよりずっと見ごたえがあった。(写真中・博物館の窓から見える大阪城。向かいのJAがガラスに映り込む)

もろともに沈みしあまた船と壺書物香木銭水夫炊夫

海底に壺あまたあり皿もあり沈みし人の骨はあらなく
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展示を見た後、ロビーのミュージアム・ショップへ。絵葉書があったら欲しかったのだがいいものが見当たらず。ま、買い物に来たわけでなし、と思っていたところに、『京都国立博物館ベストオブアートNo.3 鶴下絵和歌巻』を手に取ってしまったのが運の尽き。どうしても手から離せなくなってしまい1,200円で購入。あああ全然関係ないもん買うてもうた。でもしあわせ。(写真下・当該本。これは売らないヨ☆)
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by konohana-bunko | 2005-08-25 12:41 | 日乗 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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