魔導師
2005年 08月 29日
時間が経つのが早い。こどもがとても幼かった時期は、1週間、1ヶ月が長かったが、手のかかる時期が過ぎてしまうと、あっという間に1年が経ってゆく。こどもたちが健やかであることは、何よりもうれしい。
こどもは育つ。わたしは年をとる。年をとるのは悪くない。特に、短歌と出会ってから、年をとるのが楽しみになった。
現在進行形のこどもたちを見ていると、自分のこどもの頃を思い出すこともある。こどもたちが思春期を通ってゆく間、わたしも自分の過去(こしかた)のあれこれを思うのかもしれない。
もし魔法使いが現れて「一日だけ過去に戻してやろう」と言ってくれたとしても、わたしはどこへも帰らない。今、ここにいる。ここが、わたしの場所だ。