風が冷たい
2006年 04月 01日
1日(土)、所用のため上本町へ。天地書房へ行く。表の均一台に、まだあまり日に灼けていない本が積まれているのでしげしげと見る。手に取っても、指が汚れない。まだ出したばかりのようだ。
本を選んでいたら、後ろで誰かが話をしている。
「引き取ってもうて、ほんま助かりましたわ…。いや、わたしら、本いうたらね、どうしてもようほかしませんねん」
振り返ってはみなかったが、年配の女性の声だった。ここに買取を依頼した人なのか、どうか。
山の中から、新しいところで『生協の白石さん』、古いところで『暮しの手帖 すてきなあなたに』などを買う。
日の光はあたたかいが、風が冷たい。