橘曙覧メモ(1)

5月。光がとてもさわやかなので、今月は本を読んでそれについて文章を書く月!と決める。テキストは『橘曙覧全歌集』(水島直文・橋本政宣編注/岩波文庫)。3年前、曙覧さん(←としたしみを込めて呼ぶ)をまとめて読んだことがあるのだが、その時は読みっぱなしで考えをまとめるところまで行けなかった。今回はblogでメモを取りながら読んでみる。ご高覧のみなさま、十谷のメモはともあれ、橘曙覧の歌は、いいです。ぜひご覧下さい。

松籟艸(まつあらしぐさ) 第一集

舟中雪
12 枯れのこる 渚の蘆に こぎふれて 散らしつあたら 柴ぶねのゆき (p30)

○景の描写のうつくしい歌として、まず一つ。曙覧さんはあまり(否ほとんど)凝ったうたいぶりをしない。この歌は「散らしつ/あたら」と意味の切れが句またがりになっている。
by konohana-bunko | 2006-05-01 23:01 | 空中底辺 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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