『美の脇役』 井上博道写真 産経新聞社編
2006年 06月 06日
最初の1/3くらいは京都のものが並んでいる。京都のお寺はほとんど行ったことがないので、はあ、ほお、という感じ。途中から奈良のもの、東大寺やら興福寺やら、この間見てきた亀石やらが出て来て、写真を見る目にも力が入る。
エッセイは末尾に署名がある。署名を見てもほとんどは知らない人だが、高安国世、黒岩重吾、今東光なんて名前もある。さすが、いい!と思ったのは岡部伊都子、その人らしさがよく出ていたのは前川佐美雄、巧みだったのは司馬遼太郎。司馬さんの文だけ、ちょっと長いの。(笑)掌編小説になってますよ。
こんな写真見てたらまたお寺行きたくなってくるなあ。秋篠寺。唐招提寺も。雨の季節のお寺もええやろなあ。
写真、奈良公園の鹿。鞄からカメラを出していたら、「何かくれんの?」と寄って来た。