『美の脇役』 井上博道写真 産経新聞社編

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ご近所のスーパーの5階にある新刊書店で購入。お寺の釘隠し、欄間、敷石、鬼瓦、仏像の天蓋、四天王が踏んでいる邪鬼……などを「美の脇役」と位置づけて、写真+短いエッセイで紹介する、という企画。京都・奈良を中心とした関西の社寺旧跡から、100題取り上げられている。発案は新聞社時代の司馬遼太郎との由。

最初の1/3くらいは京都のものが並んでいる。京都のお寺はほとんど行ったことがないので、はあ、ほお、という感じ。途中から奈良のもの、東大寺やら興福寺やら、この間見てきた亀石やらが出て来て、写真を見る目にも力が入る。

エッセイは末尾に署名がある。署名を見てもほとんどは知らない人だが、高安国世、黒岩重吾、今東光なんて名前もある。さすが、いい!と思ったのは岡部伊都子、その人らしさがよく出ていたのは前川佐美雄、巧みだったのは司馬遼太郎。司馬さんの文だけ、ちょっと長いの。(笑)掌編小説になってますよ。

こんな写真見てたらまたお寺行きたくなってくるなあ。秋篠寺。唐招提寺も。雨の季節のお寺もええやろなあ。

写真、奈良公園の鹿。鞄からカメラを出していたら、「何かくれんの?」と寄って来た。
by konohana-bunko | 2006-06-06 22:32 | 読書雑感 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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