猫な日
2006年 07月 24日
今日職場へやって来た若いお嬢さん。「困っているんです!」と、半泣き。「どないしたの?」と尋ねたら、お嬢さんのウエストポーチから雉虎の子猫が!しかも生後3週間くらい、目が開いたばかりの本当に小さい猫。捨てられていたのを介抱してやっと元気になったのだという。
「下宿で、猫飼えないんですけど、どうしても自分で飼いたいんです」と、泣く彼女。
そのやさしい気持ちを、何とか現実と折り合うところへ落とし込んでいかなければならない。猫だっていつまでもウエストポーチには入るまい。とりあえずご両親に相談して、実家で飼ってもらうのが一番いいよ、と話す。
彼女の用事が済むまでの数時間、わたしは子猫と留守番をした。切手貼りをしているわたしの手にじゃれついたり、足許をよちよち歩いたり(椅子のキャスターで轢きはしないかとヒヤヒヤした)。しまいにわたしの腿の上で、膝と膝の間に顔を突っ込んで寝てしまった。
彼女が迎えに来て、連れて帰ったら、あたたかさが消えて、腿がすうすうした。