『新編現代短歌入門』『短歌パラダイス』

『新編現代短歌入門 危機歌学の試み』 岡井隆 大和書房 (1974)

今キーを打っていてびっくりした。30年以上前の本!天地書房にて100円で購入。
定型、韻律、喩、文語/口語……と、作歌に関わることがらについて広範に触れてある。タイトルに「入門」とはあるが、あれをこうしなさい、これはこうですよ式ではまったくない。具体的な答えを求めて読んでいくと、こちらが5年そこらでようやくおぼろげに理解しかけたものごとの概念を、ひとつ、ひとつ、引っくり返され、ちょいと一突きでつき崩されてゆく感じ。とても一読では消化できない。

『短歌パラダイス ―歌合 二十四番勝負―』 小林恭二 岩波新書498 (1997)

こちらは「日本の古本屋」で。
これはまたスリリングで、文句なく楽しい本。現代短歌のアンソロジー・コンサイス版、といった感も。歌合に出てくる歌も、参加者の批評も中身が濃くて読み応えがあるのだけれど、何よりもその全体像を描いている筆者の書きぶりが本当に楽しそう。これくらい真剣に、歌と遊べたらいいなあ。

2冊どちらも、すごい本買うてしもたなーという感じ。手放してくれた人に感謝します、です。



深森さま。三重県の榊原温泉(枕草子に出てくる「美人の湯」!)、黒電話のある国民宿舎で「みそひとぱらいそ」、どないですやろ。うち、やりたいなァ。
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Commented by 深森未青 at 2006-10-16 23:38 x
 この本「短歌パラダイス」なくしては私は短歌を始めず、よってあとり様との出会いもなかった。まことに恩人的一著であります。三重県でっか。ほんまに泊り込み歌会、考えないとあきまへんのう(名古屋から行ける?)
Commented by つぼ at 2006-10-17 08:55 x
名古屋から一時間強ですか。お湯はいいのかな。肌が妙につるつるしたような。ついでに床もぬるぬるして暗くて、転びそうだったような・・・うろおぼえ。
Commented by konohana-bunko at 2006-10-17 21:43
深森さま。ぜひぜひ、ね。何で榊原温泉かと言うと、わたしここ、1回行ったんですけど温泉入らなかったので。(^^;)つぼさま仰せの通り、「肌がつるつるする」不思議なお湯だそうです。
by konohana-bunko | 2006-10-16 21:36 | 読書雑感 | Comments(3)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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