ことばにならないなにかをことばに

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いよいよ冬らしく、寒くなってきた。外気が冷たくなると、気持ちの内圧が高くなるような気がする。特に、12月。誕生日、クリスマスから正月の七草くらいまで、節目らしいことは何もしなくても、何とはなしにそわそわ、わくわくする。気持ちの中に何か言いたいことがいろいろありそうで、それをことばにして書いてみたくなる。で、書いて、その文字を読み直してみると、それは言いたかったことと全然違うような気がしてくる。肝心なところが指の間からすべり落ちているような。それでもことばにならないなにかをことばにしたい。できると信じて、今日もまた。

寒さとともに、今年もジョウビタキが飛んで来た。
ここ数年、毎年来ている。よく見られるのは天気のいい日の朝7時頃から、午後2時頃まで。家の前のハナミズキにやって来て、実を食べたり、しばらく鳴いたりした後、飛んで行く。テリトリーの見回りをしているらしい。
鳴き声はとてもわかりやすい。「ヒッ、ヒッ、ヒッ」という高い声。で、折々、カスタネットの音のような、フォニックスのkの発音のような「カ、カ、カ」という声も出す。「カ、カ」と鳴きながら、頭と尻尾を上げたり下げたり、ぴょこぴょこさせる。
オスが来る年とメスが来る年がある。今年はオス。途中でオスメスが入れ替わることがないので、おそらく1シーズンは同じ個体が来ているのだと思う。

今年来たオスのジョウビタキは、ハナミズキの木も好きだけれど、人工物も結構好きなようだ。庭の前に置いてあるうちの自転車のハンドルに止まって「ヒ、ヒ、ヒ」と鳴いてみたり、コンクリート舗装の自転車置き場を散歩したりしている。歩いている後姿が、妙に人くさい。野鳥にしてはあまり人を恐れない鳥だから、一度はカメラに収めてみたいものだ。

写真はヒヨドリ。食欲旺盛。
by konohana-bunko | 2006-12-04 22:44 | 日乗 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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