雪、ちょっとうれしい

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21日の朝、昨夜の雪が積もっていた。大阪で生まれ育ったので、こどもの頃は雪が積もるとうれしかった。今でも、ちょっとうれしい。かつ、ちょっとどきどきする。近鉄は朝のうち少し電車が遅れていた。竹が積雪で線路に垂れ下がったとのこと。電車よりバスの方が心配だったが、道路の雪は解けていた。
職場で雪投げをして遊んでいる学生さんを見た。
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電車で、玉城徹の『子規―活動する精神』を読む。

《何年も、ただ一句の前に佇むという詠み方が必要である。そういう読者が存在しなくなれば、短歌や俳句という詩型は滅びるより仕方がなかろう。》(p25-26)

《文体を決定するものは、けっして、幾つかのサンプルによる自由な選択などではない。書き手の生い立ちとか、教養とかいう副次的要素によるのでもない。作者の、現実に対する関り方が、文体を規定するのである。文体が、先行するのではない。》(p225)

わたしはきっと、書いてあることを、ほとんど理解できないまま読んでるんやろうなと思いながら読む。わからなくても興味深いし、面白い。何かいっぱい大事なことが書いてある気がする。



家では、『詩人 金子光晴自伝』。天地書房(上本町)の均一台で買ったもの。表紙の背の部分がちぎれて、ない。これ、どないかして直されへんかなと思う。開いた時、指がざらざらして、何となく落ち着かへん。本って手触りも大事なんやね。
内容は、もう、むちゃくちゃばっかり。こんな本は、何も身につまされない、若い時に読まな、あかんね。今は(もしこの人が夫や息子やったら)とか、そんな余計なことを考えてしまうから、気分が悪くなってくる。(そう言えば『どくろ杯』の時も同じことを思ったんやった。懲りひんね。)
それでもつい、文章がいいから読んでしまう。
Commented by keiichi at 2008-01-23 02:16 x
関東は、からぶりばかりです。明日はホントに降るのか?

『子規―活動する精神』は、おもしろそうですね。古書店めぐりがなかなかできないので、Webで検索してみると、古本がなかなか出てないな。注文はできるようだから、新刊で買おうかしら。
Commented by konohana-bunko at 2008-01-23 22:35
keiichiさま とうとう降ったようですね。こどもの頃、冬はもっと寒かった気がします。銭湯の帰りにタオルが凍ったりしていました。雪国の方には申し訳ない話ですが。
by konohana-bunko | 2008-01-22 22:26 | 日乗 | Comments(2)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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