ツッこみどころを探す

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「一個人」3月号を電車の中で読む。(この号に、BOOK DIVERさんの写真入り記事が掲載されている。)

特集は、【大人の読書案内】。まず、日本のいろんな作家の書斎の写真と、インタビュー記事がある。へえ、ふーん、と読み進んでいたら、筒井康隆のページ、略歴説明の文章の最後で、ひっかかる。「平成14年、秋の褒章の紫綬褒章を受章。」何かこの文、「頭痛が痛い」みたい。「平成14年秋、紫綬褒章を受章。」でええことやのに。
1ヶ所こういうところを見つけたら、つい、他にもツッこみどころがないか探したくなってくる。世界の古典名作を紹介するページ、カフカの『断食芸人』の記事の冒頭。《オーストラリアとハンガリー帝国の属領ボヘミア王国の首都だったプラハで》。(わたしが打ち間違えたんとちゃうよ!)また、「田舎暮らしをはじめよう」という記事の中、趣味のバードカービングについて語るくだりでは、グラインダーがグライダーになっている。いやーん。

小姑のくだらないあら捜しみたいな話はさておき、いろんな方面の本の紹介があり、読みでがあった。ゴンブローヴィッチって、読むどころか、本も見たことないんだけれど、面白いんかなあ?ちょっと、読んでみたいかも。
by konohana-bunko | 2008-02-14 22:10 | 読書雑感

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり