夭折歌人集
2008年 10月 09日
全集本はいろんな意味で重いので、普段はあまり拾わないようにしているのだが、大岡信・塚本邦雄・中井英夫責任編集やし、300円やし、買およ買およ、と頭の中で自分の声がしたので手に持ったままお店に入った。その後店内を一回り、ウォーナーの『日本彫刻史』と合わせて2冊買う。ウォーナーの方は帰りの電車の中で大方読んでしまった。(何せ、1/3は彫刻の写真だったので。)
で、この本は買ったまま数日、本の山の上に放ったらかし。次の休みの日にようやく(そうそう、この本誰だれが載ってんのん)と、目次を開いてみた。
内容は「新人賞入賞作品」「夭折歌人集」「現代新鋭集」3部構成。「新人賞」の部には入賞の石井辰彦、最終候補の岩田憲生を含め26人の名前があがっている。そして残りの2部には、以下の歌人の作品が出ていた。
「夭折歌人集」 中城ふみ子 浜田到 相良宏 岸上大作 小野茂樹 小名木綱夫 杉原一司 杉山隆
「現代新鋭集」 平井弘 清原日出夫 浜田康敬 新城貞夫 村木道彦 福島泰樹 須永朝彦
(「現代短歌の宝石箱や~!」って叫んでもいい?!)と、頭の中で声がする。翌日からずっと、この本ばっかり読んで、ノートに歌を写して、肩凝らして、もうほんま、うれしいてうれしいて。
次のエントリーから、好きな歌を抜き書きしてご紹介します。