カテゴリ:古本屋さん見聞記( 34 )

Berlin Books

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28日(土)、蒸し暑い。心斎橋のブへ行く。ここの単行本コーナー(105円じゃないところ)、わたしが勝手に「詩歌句集の収容所」と呼んでいる一角で、葛原妙子『随筆集 孤宴』(小沢書店 1981)を見つける。今日はこれを買えただけで来た甲斐があった。
その後、大阪農林会館へ。ブから歩いてみたらびっくりするくらい近かった。ここも船場ビルヂング同様、近代建築を改装した味のある建物。若い世代の人が服飾や雑貨などのお店を出している。雑貨・アクセサリー・ボタンなどのお店 foo を覗く。ここのビルの窓がすてき。深緑に塗られた鉄製の窓枠、網入りの分厚いガラス。そのまま持って帰りたい。
その後、ビル内にused booksの看板を発見し、一気にテンションが上がる。Berlin Books。猫関係の本、絵本、武田花、金子光晴、宮沢章夫……とツボを押しまくられる。ここは、またあらためてゆっくり見せてもらわなければ。
by konohana-bunko | 2007-07-30 22:43 | 古本屋さん見聞記 | Comments(4)

智林堂さんまで歩く

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22日(日)、所用で奈良まで。せっかく奈良まで来たので、智林堂さんまで歩く。この日は店主どのに代わって、智林堂さんのblogで何度かお話させてもらっているnara-pandaさんがお店番。はじめましてのご挨拶をさせていただく。今江祥智『子どもの国からの挨拶』金井美恵子『切りぬき美術館 スクラップ・ギャラリー』を買う。金井美恵子のこの本、新刊で買おうかと悩んで、悩んだまま買い忘れていた本だったので、とてもうれしい。写真も撮らせていただいて、ありがとうございました。
上の写真、いつもと違う角度から。(あっしまった。50円均一のところ見るのを忘れた!)
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本棚のほんの一部。この写真を見て「おっ」と思われた方はもちいどのセンター街へgo!
by konohana-bunko | 2007-07-23 21:55 | 古本屋さん見聞記 | Comments(2)

もう一回N書店に行きたい

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この間N書店という古本屋さんに行った。雨だったけれど、軒下の壁際にワゴンが出ていた。結構きれいな本ばかり入っている。そこで『ショットガンと女』と『日日雑記』を見つけた。

藤原新也は今まで何度か買ったことはある。「人間は犬に食われるほど自由だ」とか、文庫版の香港の写真とか。でもまだ一度もちゃんと読んだことがなかった。ぱらぱらしてみたら、割に素直なエッセイ調だったので、これやったら読めるかナ、と。
『日日雑記』の方は、8割方表紙買い。
両方とも外のワゴンだから300円くらいかなと思ったらそんなことはなくて値段はもう少しした。女の方が店番をしていた。振込先の問い合わせの電話に応対するため、レジ台の上の紙の堆積と格闘していた。
N書店、何となく天地書房に似ていると思った。天地さんはわたしが読みたいナと思うような本が、割に、手頃な値段で、ある。アンタが読みたいナと思う本ってどんな本やねん?と訊かれたら困るけど。自分でもそん時にならな、わかれへんし。
また行ってみたいなあN書店。時間なかったから、お店の中の方はゆっくり見られへんかったし。今度はいつ行けるんかなあ。
by konohana-bunko | 2007-07-01 22:37 | 古本屋さん見聞記 | Comments(0)

近鉄奈良の古書まつり

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30日(火)、所用のため奈良へ。よく晴れてあたたかい。橘曙覧風に言えば「ひいとよし」。興福寺あたりを少し散歩するも、鹿の姿が少ない。鹿せんべい売りも少ない。平日だからなあ。
奈良の用事を済ませて、西大寺へ。近鉄百貨店の奈良店で「第18回近鉄奈良の古書まつり」を見る。(1月31日(水)まで。)古本市というのは久し振り。おお、木箱がいっぱいでステキだ!(百貨店の中なのでさすがに写真はナシ。)
会期も終わりに近いし、平日の昼過ぎだったので、会場は比較的空いている。絵本児童書のコーナーあり、中原淳一の「うつし絵」あり、黒い本もいっぱいで、いかにも市らしいなあという感じ。「太陽」がいっぱいあったのに「銀花」がなかったのがちょっと不思議。折角来たので何かおみやげに……とぐるぐる回って、『俳句という遊び』『俳句という愉しみ』(どちらも小林恭ニ)を見つける。これは、うれしい。原田禹雄の歌集もあった。こちらは、開いて、値段を見て、キャッ!と閉じて箱に返す。

新書のコーナーを見ていたら、後ろに70代くらいのご夫婦が。旦那さんが熱心に本を選んでいるのを、奥さんが気長に付き合ってあげている様子。
奥さん「ええのん、ありました?」
旦那さん「んん、ああ、これなあ……」
しばし沈黙ののち、奥さん、しみじみと、
「……あんた、汚ッたない本買うねんなァ……」
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by konohana-bunko | 2007-01-30 22:20 | 古本屋さん見聞記 | Comments(2)

踊り場の本

14日(日)、大阪へ出たついでに天地書房のなんば店へ。
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写真を撮っているわたしの背後にビックカメラの入口がある。この地上のお店を、写真で言うと右側面に回ると階段があり、地下の店に行くことができる。
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踊り場の箱は100円均一。『魚釣り、三輪車、でんぐり返し 子供たちが教えてくれたこと』 マーク・ペアレント など数冊を買う。奈良のフジケイ堂もそうだけれど、階段に置いてある本にはなぜかそそられる。
地下の店の天井はコンクリート打ちっぱなし配管むき出しで、秘密の工房みたいな雰囲気。ゆっくり見たかったけれど、ざっと見回す程度で帰ることに。そうかてお昼やし、お腹空いてきてんもん。均一台見てても、周りの食べ物屋さんから揚げ物のええ匂いがぷんぷんして来て……って、こどもか。
by konohana-bunko | 2007-01-17 22:15 | 古本屋さん見聞記 | Comments(0)

悠南書房

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悠南書房に新しい看板が出来ていた。
司馬遼太郎の文庫、『ある運命について』『東と西[対談集]』2冊を買う。『東と西』には開高健との対談が収められている。この組み合わせは珍しい?テーマはモンゴル。どうも、他の対談相手に比べて、大言壮語、声は大きそうなのだが、やや語り劣りがするような気がするのはなぜだろう。日付を見ると、亡くなる1年前(1988年1月1日)だから、かなりしんどかったのかもしれない。



この間、夫が出張で神田へ行った。
わたしは神田はまだ行ったことがない。
帰って来た夫に、どんなとこやった?と尋ねたら、
「布施みたいなとこやった」と、ごっつい具体的な答えが。
そうなのか……!
by konohana-bunko | 2006-09-22 20:36 | 古本屋さん見聞記 | Comments(0)

いんぐりっしゅぶっくす

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夕方、気散じにご近所の「ブ」へ。店に入ったら、レジの前に外人の若い女の人が突っ立っている。学生アルバイトの男の子と女の子が、「どうしよう」「何て言うたらええか、わからへん」とか何とか、応対するでもなくもたもたしている。(何をしてんねんナ、お客さん、困ったはるやないの)と、おばちゃんのこころが発動する。
「えくすきゅーずみー、ほわっとあーゆーるっきんふぉー」と声を掛けてみた。お嬢さん、ぱっと笑顔でこちらを振り返る。「Oh!,English books!」
ああ、何て言うてはるかはわかる。
「いんぐりっしゅぶっくす?さむしんぐとぅりーど?」「Yes,yes!」
何でもええから英語の本はないか、ということらしい。(ほんまか。)
困った。大阪の「ブ」ならペーパーバックも売っているのだが、ここの店では洋書を見たことがない。おそらく在庫もないだろう。ええと、何て言おう。
「あいおーふんかむひや、ばっと……」とここまで言うてことばに詰まった。お嬢さんはひとことも聞き漏らすまいとわたしを凝視している。考えるな!とにかくしゃべれ!
「ばっと、あーと、ねー、ここにはないと思いますわー」(って日本語やん!)
なるべく日本語であることがバレないように、おおげさに眉間にたてじわを寄せて、首を横に振ってみた。いけたか?通じたか?
「I see.」お嬢さん、残念そうに頷いている。あ、いけたいけた。
彼女、店の人の方を指し、結構な早口で、「オ店ノ人ニ聞イテモ通ジナクテー。」と英語で言ってから、(いやそない言うたはったんやと思う)「Thank you…!」と、ちょっとにこっとして、店を去っていった。

で、本日の収穫は絵本。こんな絵もええなあ。
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by konohana-bunko | 2006-09-19 21:26 | 古本屋さん見聞記 | Comments(2)

小雨の日の均一台

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8月は大阪や奈良に出かける機会があったのに、一度も古本屋さんに立ち寄ることができなかった。いやーもどかしい。今日はまた大阪行きということで気合満々、1時間早い電車で上本町着。ハイハイタウンの天地書房へ。均一台、ハムレット、演劇関係の本がいろいろ。同じお家からやって来た本かな?店内、いつも詩歌の本が入っていた棚ががらっと入れ替わっていて戸惑う。結局チボール・セケリ『ジャングルの少年』(福音館書店)と、わたなべめぐみ『よわむしおばけのカレーライス』(フォア文庫。NHKのアニメ「おばけのホーリー」の原作)などを買う。何でかわからんけど今日は児童書日和。出る頃には小雨がぱらついていて、均一台にビニールが掛けられていた。
by konohana-bunko | 2006-08-19 21:34 | 古本屋さん見聞記 | Comments(0)

風が冷たい

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31日(金)、職場の帰り道、富雄川を渡る信号待ちの間、風がびゅうびゅう吹いて寒い。橋の上から川を覗いて見るが、水面がさざなみだって魚の影も見えない。水の中も寒いやろね。悠南書房に寄り道、『山海経』のきれいなのが出ていたので買う。
1日(土)、所用のため上本町へ。天地書房へ行く。表の均一台に、まだあまり日に灼けていない本が積まれているのでしげしげと見る。手に取っても、指が汚れない。まだ出したばかりのようだ。
本を選んでいたら、後ろで誰かが話をしている。
「引き取ってもうて、ほんま助かりましたわ…。いや、わたしら、本いうたらね、どうしてもようほかしませんねん」
振り返ってはみなかったが、年配の女性の声だった。ここに買取を依頼した人なのか、どうか。
山の中から、新しいところで『生協の白石さん』、古いところで『暮しの手帖 すてきなあなたに』などを買う。
日の光はあたたかいが、風が冷たい。
by konohana-bunko | 2006-04-01 22:13 | 古本屋さん見聞記 | Comments(0)

第2回 古書くらしかの古本市

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第2回 古書くらしかの古本市

日時 2月11日(祝)・12日(日) 12:00~20:00
場所 オリヅル社 奈良市今御門町26(猿沢池そば)

 サブカルチャー、絵本、暮らしの本、本の本など、多種多様な古本をご用意しております。
 また、当日、オリヅル社のカフェスペースでは、飲み物を注文した際、プラス100円でちょっとお得な古本が1冊付く「ブックセット」を販売します。
 
~同時開催~  古書くらしかのちいさな古本市
 お店ごとに違ったテーマの古本を集めた"ちいさな古本市"を同時に開催します。是非、ならまち散策と古本はしごをお楽しみ下さい。

「ねこ本の古本市」         よつばカフェ
「写真文庫とイラスト文庫の古本市」 ごはん芽屋
「デザイン・広告の古本市」      sample

昨年6月にお邪魔した「古書くらしかの古本市atオリヅル社」(2006.6.5の記事参照)、第2回が開催されます。
どんな本と出会えるのか、楽しみです。
by konohana-bunko | 2006-02-01 10:19 | 古本屋さん見聞記 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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