カテゴリ:古本屋さん見聞記( 34 )

新しい古本屋、新しい図書館

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9日(月・祝)、奈良へ。フジケイ堂→朝倉文庫→十月書林と古本屋さんを3軒はしご。十月書林で折り返して猿沢池に引き返す途中、智林堂(店名、間違えていたらごめんなさい)という新しい古本屋さんが開いているのに気付く。昨年12月に開業されたとのこと。真新しい木の本棚がいい雰囲気。まだ棚に空きがあるので、これからどんな本が入るのか楽しみ。また、ちょこちょこ、覗きましょう。
十月書林で『わからなくなってきました』宮沢章夫(新潮文庫)、智林堂で『坪野哲久歌集』(不識文庫)を買う。不識文庫を見るのははじめて。しかし、入口に扉のないお店というのは実に寒い。
猿沢池のところで昼食。今朝の読売新聞の奈良版に「猿沢池が凍っている」という記事があり、ほんまかいナ、と思っていたのだが、ほんまやった…!池に氷が張って、氷の上を鳩が歩いている。こんなんも、めずらしいのとちゃうかしら。亀はどないしてるんやろね。
興福寺南円堂、一言観音さんにお参り。おみくじ、末吉。鹿にキャベツをやって写真を少し撮る。

その後、奈良から電車で新大宮に出る。新大宮駅前から奈良交通のバスに乗り、奈良県立図書情報館へ。移転後初利用。広さときれいさに度肝を抜かれる。あと3回くらい行かないと全体像がつかめそうにない。それにしても、新大宮の駅からバスで10分というのは、不便だ…。
by konohana-bunko | 2006-01-09 20:35 | 古本屋さん見聞記 | Comments(0)

奈良の古本屋さんの中に

奈良の古本屋さん

Googleであちこち検索しているうちに、asian-dreamerさんのblog「ならブ」と出会う。何と!「奈良の古本屋」という記事の中に、このはな文庫も入れていただいているのではありませんか。うう、うれしいです…(TT)。asian-dreamerさん、ありがとうございます!
by konohana-bunko | 2005-07-12 13:09 | 古本屋さん見聞記 | Comments(0)

奈良の古本市のお知らせ

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■古本市のお知らせです。

◇古書 くらしかの古本市 at オリヅル社◇

6月4日(土) 13時から 21時まで
6月5日(日) 12時から 21時まで
オリヅル社 奈良市今御門町26 (猿沢池そば)
    http://www.h6.dion.ne.jp/~orizuru/

 古書くらしかさん談によると…

  「夜のピクニック」から「猟盤日記」まで、もしくは
  村上春樹から根本敬まで、雑多な品揃えでお待ちしています。
  また、オリヅル社さんで開催するということで
  きもの本や花森安治関係の本なども、少しですが用意しています。
  ならまち散策を兼ねて、是非、遊びに来て下さい。

とのこと。南堀江の「ちょうちょぼっこ」さんや、『彷書月刊』の南陀楼さんの連載、あるいは「金泉堂」さん、といったあたりに心当たりのある方は、きっと楽しめるかなと思います。

■かねちょもさま、お知らせ転載ご快諾ありがとうございます。
 わたしもおじゃましてみようと思います。お近くの方は、ぜひ。 
by konohana-bunko | 2005-06-02 20:43 | 古本屋さん見聞記 | Comments(0)

聞き耳頭巾

近鉄富雄駅から歩いて2分くらいのところに、悠南書房という古本屋さんがある。富雄駅をちょくちょく利用するようになって9年目になるのだが、この古本屋さんの存在を、つい最近まで知らなかった。不覚。もちろん、気が付いてからは折々覗きに行っている。
初めて行った時に買ったのは岡部伊都子の『奈良残照の寺』(淡交社/1966刊)。中身はもとより、表紙がとてもいい。入江泰吉撮影、元興寺極楽坊の行基葺瓦の写真である。
次に買ったのは西山厚(奈良国立博物館資料室長)の『仏教発見!』(講談社現代新書/2004刊)。知的障害を持つこどもたちに、「人は死んだらどこへ行くのか」を説明するくだりは読み応えがあった。
あとは川端康成の『掌の小説 五十篇』(旺文社文庫)など、財布の都合でこまごましたものばかり買っている。それでも好きな傾向のものが見つかるということは、相性がいいということなのかもしれない。

先週の金曜日、その悠南書房でのこと。わたしが文庫本の棚を見ていると、反対側の通路にお客さんが入ってきた。馴染みの人らしく、店主殿と話をしている。最初は意識して聞いていなかったのだが、知っている作家の名前が出たところで、アンテナのスイッチが入った。
お客さん 「最近、開高健全集ていくら位すんの?」
店主殿  「ああ…この間市に出てましたけどね。いくらやったかなあ」
お客さん 「あの、釣りの話でも何でも、やっぱり写真がええやろ?全集はな、文章ばっかりずらーっとあって、写真が入ったあらへんねン。」
店主殿  「ははあ。そうですか」
お客さん 「あれやったら逆に、文庫の方がええちゅうことやわな。」
振り返るのも失礼かと思ったので、わたしは背中で会話を聞いていた。お客さんは気の置けない様子で、「ご主人、また高う買うたって下さいや」なんて言っている。それを聴いているわたしの目の前の棚、11時の方向に、背の赤色も新しい『オーパ!』があるのが見えた。

「マジェスティック!」と叫びシクロに倒れ込む酔漢ありて開高健  十谷あとり
by konohana-bunko | 2005-05-23 18:44 | 古本屋さん見聞記 | Comments(0)

何もないところを空といふのならわたしは洗ふ虹が顕つまで


by このはな文庫 十谷あとり
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